マインドセットをしてもビジネスが上手くいかない理由は潜在意識の影響

マインドセット

起業、ビジネスで上手くいくにはまずはマインドセットが重要です。
と、多くの人が口を揃えて言います。

ノウハウ < マインドセット
と考えても良いでしょう。

いくらノウハウがあっても、マインドセットが整っていなければ上手く行きません。
しかし、マインドセットをいくら学んでも上手くいかないケースがあります。

その理由は、潜在意識が邪魔をしています。

 

マインドセットしてもすぐに潜在意識が邪魔をして元の自分の思考に戻る

成功するための法則は成功者と同じ考え、思考をする事です。そして、成功者と同じ行動をします。

行動だけ同じようにしても、考え、思考が異なることで、行動にズレが生じたり、継続することができないからです。
よって、「成功者の思考→成功者の行動→成功」とつながっていきます。

 

これが、成功者の思考をマインドセットすれば良いと言われている理由です。

 

しかし、成功者と同じ思考になるためにマインドセットをして、その時は理解してモチベーションが上がっても、数日経過するとまた元の自分の思考に戻ってしまいます。

また、マインドセットをして、やる気になっても、数日経過するとまた元の自分に戻ります。

その結果、いくらマインドセットしても成果が出ないと考えてしまい、マインドセットを辞めてしまいます。

 

これがマインドセットをしてもうまく行かない理由です。
では、なぜ数日経つと元の自分の思考に戻るのか。

それは、今まで生活してきた中で形成された潜在意識が原因です。

 

 

例えば、成功者は目標を立てている人が多く、紙に書き出している人はたった3%で、していない人と比べると10倍も成果が異なると言われています。

そこで、マインドセットをした後は目標を紙に書き出して行動しようとしますが、そのうちまた目標を書かなくなります。書いた方が良いという事は理解しているのですが、書き出さないのです。

これは、潜在意識で、目標を書いたところで結果は変わらないものと、認識しているため、顕在意識的に目標を書いた方が良いと考えても、潜在意識が行動を妨げています。

 

なぜ潜在意識が邪魔をするのか

顕在意識と潜在意識の割合ですが、5:95と言われています。
意図的に何かを決断している割合は5%ほどで、後の95%は潜在意識が無意識で決断を下しているといえます。

よって、意識的に目標を紙に書いた方が良いと認識しても、95%の無意識の潜在意識(目標を書いても意味がないという信念)が行動の邪魔をするのです。
そこで、目標を書き出すためには潜在意識の信念を変えなければなりません。

 

潜在意識の信念を変えるには

潜在意識を変える方法はいくつかあります。
先ほどの例で言うと、目標を書いても意味が無いという信念があるなら、

  • 小さな目標を立てて取り組み、小さな成功体験を何度も経験する
  • 何度もマインドセットを繰り返す(習慣化する)

これが、一般的に言われている方法ですが、どちらも容易にできるとは言えません

 

小さい成功体験も、小さすぎると意味がありません。
また、もし失敗してしまうと、小さい体験すら積めないと考えてしまい、また一からやり直しです。

一方のマインドセットを繰り返す方法ですが、何度もマインドセットを繰り返し勉強し、上手くいかなかったときや、気持ちが途切れそうな時ほど何度もマインドセットをすることで強制的に潜在意識に刷り込むような方法です。

 

個人差はありますが、それなりの日数が必要です。長期に及ぶことも不思議ではありません。
長期になれば、やはり途中で断念してしまう人が多く、結局成果がでず諦めてしまいます。

もっと早く、潜在意識を変えるには、まず信念に気づくこと、そしてその信念が形成された要因に気づくことです。

 

信念が形成された要因とは

潜在意識は主に幼少期の教育や、社会、生活環境などから形成されます。
先ほどの例で見ると、

「目標を紙に書き出しても意味がない」
という信念が芽生えたのはなぜかを考えます。

 

例えば、目標を立てても上手くいったことがなかった過去がある場合、そのような考えになっても不思議ではありません。

「小学校の受験に落ちた」
「部活動でレギュラーになれなかった」
「コンクールで賞を取る事ができなかった」

このような過去があると、目標を立てても上手くいかないと捉えてしまい、大人になってからいくら「目標を立てると良い」と言われて理解しても、過去の経験(潜在意識)が邪魔をしているのです。

 

邪魔をしている信念に気づく事ができたら

その信念を形成している過去を書き換えてしまいましょう。

先ほどの例で見ると、信念が形成された要因である「小学校の受験に落ちた」ケースであれば、今までは受験に落ちて、

  • 自分はダメな人間だ
  • 目標を立てても上手くいかない
  • 頑張っても報われない

と負のイメージを持っています。

 

 

後半に続く

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