検索広告やディスプレイ広告の出稿で重要視される「広告文」。チラシの場合でも「広告文」=「キャッチコピー」となるため、力を入れて考えます。
いくつもの案が出てきた場合、あなたは何を基準に「広告文」を採用しますか?実は、凄く簡単で、的確に良い「広告文」を作り上げて行く方法があります。
一般的な方法は、社内で一生懸命に広告文を考える?
まずは一般的な方法から。これは、多くの人がこの様な方法で広告文を選択しているかと考えられます。
それは、幾つか広告分の案が出て来た場合は、どちらの広告文が良いか社内で吟味します。
多くの意見が必用ですので、スタッフが多ければ多い方が有利です。Aパターン、Bパターンの2種類ある場合は、それぞれの善し悪しを意見し合い、最終的に一つ決定します。恐らく、多数決か、オーナー、部長、役員、マーケティング責任者が意見を聞いて独断で判断するケースになると思います。
しかし、小規模経営であれば、その様な話し合いがほとんどなく、数名で会議して決定に至るケースが見受けられます。一人オーナーであれば、完全に独裁です。
このような裁定方法が悪い訳ではありませんが、社内の人間が決めた広告文が果たしてベストなものなのでしょうか。
「売れる広告文」を目指しておきながら、社内の人たちだけで決めてしまっては意味がないのです。
なぜならば、その広告文を見て、本当に購入したいと思うかは、顧客が判断します。スタッフの目線と、顧客の目線では確実に違いがあります。
できるだけ、顧客目線で物事を考えるようにしても、ホンモノの顧客目線に勝るものはありません。
かんたんに良い広告文をチョイスする方法とは
答えは、実際の顧客にA、Bパターンの広告文のどれが良いか決定してもらいます。これは、顧客を社内に招いて、どの広告文が良いか選んでもらう訳ではございません。
実は、WEB広告では非常に簡単に実際の顧客から選んでもらう事ができます。
WEB広告でA、Bテストを行い良い広告文を選定する
A、Bパターンの広告文を同時に出稿します。2パターンとも、広告を出してしまうのです。
同時に出稿せず、時期を変えてしまう方を見かけますが、必ず同時に行なって下さい。時期を変えてしまうと、顧客の感覚が異り、正確なテストとは言えない可能性があります。
例えば、6月はAパターン、7月はBパターンでテストをしてしまうと、6月と7月では人々の行動が異なるので、テストが平等にできたとは言えません。
必ず、同時期に運用して、成果を確認して下さい。
後は、どちらの広告文の方が購入やサービスの申込などのコンバージョンが多かったのか、測定する事で、自ずと売れる広告文が見分けできます。
実際の顧客が選んだ結果のため、狂いは無いと言えるでしょう。
テストのボリュームとしては、最低でも300人ほどは必用です。300人以下でテストをした場合、数値にブレが生じる可能性が高くなります。
可能であれば、800人以上を基準として考えて下さい。
結論!売れるキャッチコピーは誰でも作成できます
「自分はコピーライターではないので、売れるキャッチコピー(広告文)を考える事ができません。」
そのような、意見をよくお伺いしますが、そんな事はございません。
確かに一発勝負であれば、コピーライターに考えてもらっても良いかもしれませんが、上記のA、Bテストを数回繰り返し、良い方を採用していく事で、一番顧客に選ばれる立派なキャッチコピー(広告文)ができるのです。
テストを手間と捉えてはいけません。
顧客に選ばれる広告文が仕上がる重要な行程なのです。
紙媒体では難しいA、Bテストですが、WEB広告では簡単に設定する事ができる上に、成果の数値化が容易ですので、簡単に売れる広告文を選択する事ができるのです。
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